NPO法人JASAG 第3期会長挨拶

NPO法人第三期理事会にて本年六月よりJASAG会長に選出されました。東日本大震災で加速された感もある激しい社会変動のなか、本学会も対内的には会員サービス上の課題、対外的には国内外の隣接分野におけるポジショニングの課題と、まさに曲がり角に立たされているという感覚を持っています。じっさいに働ける年齢ゆえに、皆さんとともに働く所存です。目下のところの課題のひとつに、任意団体として設立され二十年余り、NPO化して二年余りが経過して確立してきた慣行をルール化する、という作業があります。総会議決を要する「定款」、理事会議決を要する「細則」、理事会了承手続きを要する「申合せ」、委員会などでの決まりごとである「内規」、と四階層のルール整理に取組んでいます。また、クラウド時代の到来とともに、電子ファイルを共有し効率的に法人運営事務を支援する情報サービス・システムが求められています。これらを含め、継承と刷新の双方のバランスを取りながら、会員の方々が学術活動をのびのび展開できる環境づくりを推し進めてゆく所存です。以上、簡単ですが、会長就任のご挨拶にかえさせていただきます。

兼田敏之