執筆要領

1. 和文原稿と英文原稿との執筆要領の違い

原稿は和文または英文のいずれかとする。

2. 投稿時の書式と文章の体裁

  1. 可能な限り刷り上がりイメージと同様のフォー マットにて作成する。具体的には、
    • 用紙はA4判とし、1頁あたりの行数は50 行とする。
    • 2(または3)に示す構成要素のうち、本文前までは1行51文字の1段組とする。
    • 本文以降、ゲームやソフトウェアの出典までは1行26文字×2段組みとする。
    • 英文要約以降は、再び1行51文字(半角102 文字)の1段組とする。
  2. 論文、速報、解説は次の構成要素をその順に配置する。なお、括弧内に分量等が指定されている場合は、その指定にそって記述する。
    • タイトルおよび空行(10行分)
    • 和文要約(400字程度)
    • 日本語キーワード(原稿全体の内容の特徴を表す語句5つ程度)
    • 本文
    • 謝辞(必要な場合のみ記述)
    • 参考文献
    • ゲームやソフトウェアの出典
    • 英文要約(175ワード程度)
    • 英語キーワード
    • 付録
  3. コメント、書評・紹介、文献紹介は、次の構成要素(分量)をその順に配置する。
    • タイトルと執筆者名
    • 空行(3行分)
    • 本文
    • 参考文献
    • ゲームやソフトウェアの出典
  4. 文章は、新仮名遣いと常用漢字を用い平易な口語体で記す。句読点は「,」「.」を用いる。論文、速報、コメント、解説については、表現形式を「である」調に統一する。

3. 本文

  1. 本文は、序論(はじめに、など)、本論、結論(結び、など)の順に記述する。
  2. 本文は、章、節の区別を明確にし、それぞれ「1」、「1.3」、「1.3.2」のように番号を付ける。必要に応じて「(1), (2), ・・・」などを併用してもよい。
  3. 人名は、原則として原語で表記する。
  4. 図・表(写真も図として扱う)は、実際に印刷される大きさに配慮した内容・記述とする。また、著者の責任で鮮明なものを用意し、本文中の該当箇所に文章とは分けて埋め込む(必要に応じて、図表部分を1段組にしてもよい)。その際、各図表には「図 1」、「表 1」のように通し番号をつけ、図の場合は図の下に、表の場合は表の上に、表題とともに当該図表番号を記載する。また、当該図表を参照している本文文章中にも図表番号を記述する。なお、図表番号の部分はゴシック体(英文の場合は太字)を使う。
  5. 注を記入する場合は、一連番号を本文中の参考箇所右肩に小さく(1)のように書いた上で、注記文を本文末尾にまとめて記述する。

4. 参考文献

  1. 本学会の学際性を考慮し、文献名については略称を極力さける。
  2. 参考文献の引用は例にならい、著者の姓、発表年を書く。
    • 著者が1名の場合
      • 関(1997)は….
      • …が紹介されている(関 1997).
    • 著者が2名の場合
      • 市川・中村(2003)は…
      • …が紹介されている(市川・中村 2003).
      • Abowd and Mynatt(2000)は…
      • …が紹介されている(Abowd & Mynatt 2000)
    • 著者が3~5名の場合
      最初のみ全員、次回以降は和文献の場合は○○ら, 英文献の場合は et al.

      • 関・広瀬・山田(1997)は…(初出). 関ら(1997)は…(2回目以降)
      • Klabbers, Scheper, Takkenberg ,and Crookall(1989)は…(初出) Klabbers et al.(1989)は…(2回目以降)
      • …が紹介されている(Klabbers, Scheper, Takkenberg, & Crookall 1989).
    • 著者が6名以上の場合
      初出から和文献の場合は○○ら,英文献の場合は et al.
    • 同著者複数文献の参照
      • 関(1997,1998)は….
      • …が紹介されている(関 1997,1998).
    • 異なる著者による同時複数文献の参照
      • …が紹介されている(関 1997;広瀬 1997)
  3. 本文中で参照した文献は、本文末尾に参考文献としてまとめてのせる。参考文献は、著者のアルファベット順、年代順に記す。同一著者の同一年の文献は、引用順にa,b,c…を付して並べる。日本語文献の論文名は「 」、書名・雑誌名は『 』でくくり、著者名(出版年)「論文名」、編者名『書 名』、出版社名、章番号、ページ、あるいは、著者名(出版年)「論文名」、『雑誌名』、巻(号)、ページ、のように表す。英語文献の書名、雑誌名はイタリック体とし、書誌情報の記述順序は日本語文献にならう。
    • 和雑誌掲載論文等
      • 市川 新・中村美枝子 (2003) 「ゲーミング専門語の中 核編纂の試み」,『シミュレーション&ゲーミング』, 13(2), 198-209.
    • 和書掲載論文等
      • 広瀬幸雄 (1997) 「仮想世界ゲームとは何か」,広瀬幸雄編『シミュレーション世界の社会心理学』,ナカニシヤ出版,第1章,11-23.
    • 和書
      • 植田一博・岡田 猛 (2000) 『共同の知を探る創造的 コラボレーションの認知科学』,共立出版.
    • 英雑誌掲載論文等
      • Wolfe, J. (1997) The Effectiveness of Business Games in Strategic Management Course Work, Simulation & Gaming, 28(4), 360-376.
      • Abowd, G. D., & Mynatt, E. D. (2000) Charting Past, Present, and Future in Ubiquitous Computing, ACM Transactions on Computer-Human Interaction, 7(1), 29-58.
    • 英書掲載論文等
      • Teach, R. D. (1992) Global Changes in Business and Economics. In Crookall, D., and Arai,K.(Eds.) Global Interdependence: Simulation and Gaming Perspectives. Springer-Verlag, 259-262.
    • 英書
      • Klabbers. J. H. G., Scheper. W. J., Takkenberg, C. A. Th., & Crookall, D. (1989) Simulation-Gaming: On the Improvement of Competence in Dealing with Complexity, Uncertainty and Value Conflicts. Pergamon Press.
    • WWW から入手した文献
      • 著者名(出版年)「論文名」、URL のように表す。出 版年の部分は、情報が発信された年が特定できる場合 はその年を記載し、特定できない場合は、その情報の所在を確認した日時を記述する。
      • Casey, M. J., & Austin, M. A. (2005.6.12) Semantic Web Methodologies for Spatial Decision Support, http://www.isr.umd.edu/~caseymj/

5. ゲームやソフトウェアの出典

ゲームやソフトウェアの出典は、参考文献とは別にタイトルのアルファベット順に並べる。また、ゲームの製作者・ソフトウェアの出版社(販売元)等の住所を明記する。英文タイトルは原則として大文字とし、ゲーム名.作者名(出版年)『書名』出版地:出版社. 住所.の順に表す。

例:
タップ・ロット.津村俊充・星野欣生(1996) 『Creative Human Relations Vol. 111』東京: プレスタイム. 東京都港区南青山4-21-24 荒井ビル.

FISH BANKS, Ltd. Meadwos, D. L., Shannon, D. E., & Fiddaman, T. (1987) IPSSR. University of New Hampshire, Durham, NH 03824, USA.

SIMSOC (3rd Edition). Gamson, W. A. (1978) New York: Free Press. c/o Macmillan, 866 Third Avenue, New York, NY 10022, USA.

SPACE. Law-Yone, H. (1993) Faculty of Architecture and Town Planning, Technion-Israel Institute of Technology, Haifa 32000, ISRAEL.

6. その他

その他、疑義のある場合は、通常広く認められている書式を使用する。なお、この要領に準拠していないと認められる原稿は、受け付けない。