【横幹ニュース】横幹連合ニュースレター 2015 年5 月号(No.41)発行のお知らせ

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 ■□■ 横幹連合 ニュース レター 2015年 5月号(No.41) ■□■

http://www.trafst.jp/nl/041/index.html  編集: ニュース レター 編集室
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<<目次と 主な掲載内容 >>

1●巻頭メッセージ

◆ 地域創生:横幹科学技術からの貢献が期待される新たな場
…… 舩橋 誠壽(横幹連合副会長、北陸先端科学技術大学院大学 シニアプロフェッ
サー)

 本年4月の定時総会から、新たに副会長の職を拝命いたしました舩橋
です。
 私は昨年の11月30日に、横幹連合 事務局長を退任いたしました。約5
年間、多々、至らないことがあったにもかかわらず、皆様から多くのご理解
とご支援をいただいて、仕事を遂行することができました。(略)そして、改
めまして、4月より副会長の職を拝命いたしました。引き続いて、横幹連合
の存在の社会への発信と財政的な対応のために努力せよ、との皆様から
のお言葉と受け止めて、精進して参りたいと思います。更なるご支援を賜
りたく、宜しくお願い致します。
 さて、昨年9月に石破茂 地方創生担当大臣の下、まち・ひと・しごと創生
本部が設置されましたことは、皆様ご承知の通りです。地方創生は、安倍
政権にとってアベノミクスを全国に展開するための最重要課題である、と
位置付けられていますが、この政策は、横幹科学技術にとっても注目す
べき大きな意味があるように思っています。
 この政策の趣旨の根底には、次のような考えがあるのではないでしょうか。
すなわち、日本は急速に人口減少社会に突入しつつある。 これまでは、
地方が、若者を大都市圏に供給してきたのだが、もはや地方に若者は、
いなくなり始めている。さらに、大都市圏の出生率も著しく低い状態である。
なんとか、子育てにふさわしい地方に若者を呼び戻して、地方の人口減少
を食い止め、国としての活力が損なわれないようにしたい。もちろん、この
他にも、大都市圏を子育てにやさしいところに転換するであるとか、高齢者
に活力を持ち続けてもらうとか、いろいろな政策オプションがあるのかもしれ
ませんが、「地方」をなくしたくないという人々の共通の想いに応えなければ
ならない、ということのように思います。
 これを推進するために、政府は昨年11月に、まち・ひと・しごと創生法を制
定して、「政府が、地方の創生に努力する事と同時に、全国1700にのぼる
自治体には、どのように自分たちが地域を経営して行くかの施策を立案する
義務がある」と定めました。(略)
 しかし、地方版総合戦略をつくりましょう、と言われて簡単にできるもので
はないことも、創生本部では十分認識しています。そこで、各自治体の政策
立案を助けるために、① 戦略立案の基礎となるようなデータベースを整備
しましょう、さらに、② 国家公務員を地方に派遣しましょう、③ 財政的な支
援も致しましょう、ということになりました。4月21日にオープンした RESAS
(Regional Economy and Society Analyzing System;地域経済
分析システム)については、ご存知でしょうか。いまだ検索頻度が低いよう
で、インターネットの検索では、ごく最近まで、大手半導体メーカの名前が
検索結果として上位に返ってきてしまうほどでしたが、RESASは、各地域の
総合戦略を立案するために創生本部が提供を開始したデータベースで、
地域別の人口データや、観光に関わる人口流動データ、産業データを参照
し、ここからダウンロードすることができます。
 ところで、横幹連合は、2010年に着手した課題解決活動として香川大学
大学院 地域マネジメント研究科長板倉宏昭教授を中心に地域創生に取組
んできました。

==>> 続きはこちら http://www.trafst.jp/nl/041/index.html

2●活動紹介

【活動紹介】  第43回横幹技術フォーラム

 2014年10月10日、日本大学経済学部 7号館において第43回横幹技術
フォーラム「経営高度化のための統合リスクマネジメント経営の考察」が開催
された。今回の技術フォーラムの狙いについて、大場允晶氏(横幹技術協議
会副会長)が「閉会のあいさつ」で要を得た紹介をされたので、最初にそれを
ご紹介したい。
  「3.11の東日本大震災から早くも 3年半が経過した。2011年5月の横幹
連合理事会声明『震災の克服と強靭な社会の再構築に向けて』が発表され、
横幹連合会員学会による『震災克服研究の連携活動』が、15学会から、およ
そ60名の参加登録を得て活発に行なわれた。すなわち、
(1) 生活における社会の強靭性の強化(WG-A)
(2) 経営の高度化と強靭性の強化(WG-B)
(3) 環境保全とエネルギー供給における強靭性の強化(WG-C)
という 3つのワーキンググループ(WG)がその活動である。このうちの『WG-B』
のサブグループ『リスクマネジメントを取り入れた企業経営の高度化』が母体
となって、今回講演された『リスクマネジメントと経営高度化』調査研究会が
組織された。松井正之氏(電気通信大学)や椿広計氏(統計数理研究所)ら
の研究グループが 2009年から進めてこられた研究(知の統合による「経営
の高度化」、シナリオ経営とリアルタイム経営)を、森雅俊氏(千葉工業大学)
が『統合リスクマネジメント経営』という観点から引き継ぎ、本日の技術フォー
ラムでは、従来は『危機』としてのみ受け取られてきた『リスク』と、その守りを、
攻めの経営戦略とも統合して実施する『統合リスクマネジメント経営』につい
ての、リスク俯瞰図、統合政策、そのプロセスなどが発表された。講演された
皆さまに、感謝を申し上げたい。」大場氏は本技術フォーラムについて、調査
研究会の成立の経緯を含めて、このように紹介した。

 ところで、「統合リスクマネジメント経営」という言葉は、そもそも、あまり耳
に馴染みのない用語ではないだろうか。
 ERM(Enterprise Risk Management)「統合リスクマネジメント経営」
については、COSO-ERM(2004年)や、ISO(JISQ)31000(2009年)などに
その規定がされているという。COSO-ERM、ISO31000 については後述する
が、COSO-ERMは米国トレッドウェイ委員会支援組織委員会=COSO が設定
したERMで、一般企業の抱えているリスクに関する内部統制のためのフレーム
ワークであり、ISO31000=JISQ31000は、リスクマネジメントの手法全般に
ついてのガイドラインであるという。「内部統制が取れている」という言葉には、
企業の業務が適正に行われており、不正操作や隠ぺいなどが行なわれてい
ない事などを内部監査などを通じて確認・確保できるシステムが社内に用意
されている、という意味があるそうだ。従って、「統合リスクマネジメント」という
言葉には、「企業の抱える様々なリスクを、組織全体で管理することやその
手法」という意味があるとされる。

==>>続きはこちら http://www.trafst.jp/nl/041/report.html

3●参加学会の横顔

 横幹連合に参加している学会を紹介するコーナーですが、今回は
◆【参加学会の横顔】 各学会掲載ページ
を、ご紹介しています。

==>>詳細はこちら http://www.trafst.jp/nl/041/profile.html

4●イベント紹介
横幹連合の主催・共催イベントの開催情報です.

==>詳細はこちら http://www.trafst.jp/nl/041/event.html

【これから開催されるイベント】

 ◆「第45回横幹技術フォーラム」
   テーマ「システムデザイン力を展望する」
   日時 : 2015年7月2日(木) 13時00分~17時20分
   会場 : 会場:日本大学経済学部7号館講堂
        (最寄駅 JR水道橋駅東口)

 ◆「第6回横幹連合コンファレンス」
日時 : 2015年12月5日(土)・6日(日)
会場 : 名古屋工業大学

【これまでに開催したイベント】

これまでに開催したイベントの記録です.

==>詳細はこちら http://www.trafst.jp/nl/041/event.html

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【編集室からのお知らせ】
「 ニュース レター 発行のお知らせ」では、横幹連合に加盟する
学会のイベント開催情報を掲載していきます。
各学会の大会等のイベント開催情報をお寄せください。

<掲載する情報>開催日、行事タイトル、主催、会場、詳細URL

なお、その情報は、横幹連合ホームページの
「会員学会カレンダー」 http://www.trafst.jp/calendar.html
にも転載します。