フェロー規程細則

2014年12月25日施行

(目的)
第1条 管理運営、その他の活動を通じて、日本シミュレーション&ゲーミング学会(以下学会という)の関与する分野の学問技術の発展に継続的に顕著な功績のあった者を顕彰するため、フェローの称号を与え、もって、当該会員の地位向上・国際活動をより円滑にし、あわせて本会のより一層の活性化をはかることを目的とする。

(身分)
第2条 フェローは称号であって会員の種別ではない。ただし、フェローの称号を得た者は、日本シミュレーション&ゲーミング学会 フェローと称することができる。

(資格)
第3条 フェロー申請の資格は原則として次の各号のいずれかに該当する正会員とする。ただし、学会会長が特に認めた場合はこの限りではない。
(1) シミュレーション&ゲーミングとその関連分野において責任ある立場でおおむね10年以上業務を遂行してきた正会員で、会員としての経歴が原則として20年以上の者。
(2)上記(1) の条件に満たなくとも、以下のいずれかに該当する場合。
a. 学会において重要な任に着いた経験のある正会員。
b. 国内外においてシミュレーション&ゲーミングに関する顕著な活動・貢献をなした正会員。

第4条 フェローの称号を授与されたものは、学会が返還を求めない限りフェローの称号を保持することができる。なお、本人の申し出により、返上できるものとする。

(申請)
第5条 フェローの申請は所定の書類による推薦によるものとする。
2. 推薦は随時行うことができるものとする。
3. 推薦の方法は、次の各号のいずれかによるものとする。
(1)フェロー1名からの推薦。
(2)理事3名からの推薦。
(3)正会員10名からの推薦。

(選考)
第6条 会長はフェローを選考するため、フェロー選考委員会を設置する。
2.会長は、理事からフェロー選考委員長を選出し、理事会の議決を持って委嘱する。
3.会長およびフェロー選考委員長は、理事からフェロー選考委員を2名以上指名し、理事会の議決を持って委嘱する。
4.委員会は定められた審査基準に基づき審議の上、フェローの称号を授与するのが適当と認められた候補者を選考し、その結果を会長に報告する。
5.委員会の報告を受けた会長は、理事会の議決を持って、フェローの称号を授与するものを決定する。

(表彰方法等)
第7条 新たにフェローの称号を受けるものには称号授与の証状を呈すると共に、その氏名・業績および顕彰理由を総会で告知し、学会誌ならびに学会ホームページに名前を記載する。

(責務)
第8条 フェローの称号を得た会員は、シミュレーション&ゲーミングとその関連分野の傑出した専門家たるべきことを自覚し、シミュレーション&ゲーミングとその関連分野の発展に引き続き寄与するとともに本会の指導的会員として、学会の諸活動への積極的・能動的な参画を通じて本会の目的達成に率先して努力する責務を負うものとする。
2. 前項の目的を達成するために、フェローの称号を得た会員は、理事会に出席して意見を述べることができる。

付 則
本規定は2014年12月25日から施行する。


フェローとは、「シミュレーション&ゲーミング分野の見識に優れ、責任ある立場で長年にわたり指導的役割を果たし、学会の重要な活動に従事するなど社会に貢献してきた正会員の中から理事会が認めた方」です。