NPO法人JASAG

日本シミュレーション&ゲーミング学会

2025年度 事業実施の方針

令和7年度も、これまで同様、対面活動のメリットとICTの活用とを効果的にミックスし、学会活動の活性化・効率化をさらに図っていく。

 主たる事業内容は、従来通り、全国大会開催、学会誌発行、研究部会支援である。

 全国大会は、ハイブリッド開催、論文集のPDFによる配布を原則とする。春期全国大会は、昨年度同様、会員獲得や若手育成、長期的な学会智の継承などに結びつきそうな内容を会員のニーズをふまえつつ企画し、東京科学大学において1日で実施する。秋期全国大会は、甲南女子大学で2日間開催する。

 学会誌『シミュレーション&グーミング』は、会員に有益な記事や新規会員獲得に結びつく記事の充実を図りつつ、年度内に2号刊行し、全会員に配布するとともに、J-STAGEに掲載する。関連して、学会誌に掲載する論文審査の円滑化と信頼性向上のために、査読手続きのシステム化を実施する予定である。

 研究部会支援についても、昨年度同様、1部会5万円として計上する。また、昨年度、JASAGでの研究成果を発展させ、他学会で研究発表することに対して、新規会員獲得や若手研究者育成に資すると期待されるものに対して、表彰的な意味から支援する制度を創設した。これを今年度も継続して実施する。

 以上の他、これまで通り、優れた研究成果や優れた業績を有する個人ないし団体に対する表彰、フェロー称号の授与、横幹連合など他学会との交流を行う。

 また、昨年度、「ISAGA2027開催に向けた準備委員会」を設置し、ISAGA2027の日本開催をISAGA EBに提案して承認されたことを受け、準備委員会に必要な経費を確保するとともに、ISAGA組織委員会としての活動に必要な資金を確保し、昨年度積み立てた資金とともに組織委員会委員長予定者に移管する。

 学会の内外に対する情報提供活動としては、Webとメーリングリストを活用した情報提供を行う。Webページについては、2024年度にリニューアルを行ったが、さらなる可読性、利便性、運用の効率化などを目指して、引き続き更新作業を行うために経費を確保する。

 なお、以上の事業の実施を通じて、シミュレーション&ゲーミングの健全な発展及び会員サービスの向上のためにコロナ支援金を今年度会計で活用する計画であり、執行については来年度会員総会で報告する。