特定非営利活動法人としての12年間の活動を踏まえ、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が続く中にあっても、一連の事業を引き続き着実に実施するとともに、「中長期課題対策タスク・フォース」の設置を延長し、昨年度に洗い出した本学会の課題への対応策とともに、昨年度に受給された持続化給付金の活用策について検討を行う。同時に、法人の活動内容について活性化を図ると共に積極的に広報活動を行い、会員の拡大を目指すとともに、運営体制および事務体制の強化をめざす。
事業内容としては、研究成果の発表および関係者の相互交流のために、全国大会を実施する。ただし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、春期全国大会はオンライン開催とし、秋期全国大会については状況を鑑みて開催場所・方法を確定させる。そして、昨年度より開催が延期されたため執行がなかった北海道科学大学におけるISAGA(国際シミュレーション&ゲーミング学会)サマースクールへ、昨年度と同様の補助金を計上した。また、研究成果の発表の場として学会誌『シミュレーション&ゲーミング』を年度内に2号刊行するとともに、J-STAGEへ掲載する。
情報提供活動としては、ニュースレターの発行や、メーリングリストを活用した情報提供、さらに会員サービスの向上と新会員の獲得を目指したWebページの改定を行うことで、より効果的な情報提供を行う。加えて、優れた研究成果や優れた業績を有する個人ないし団体に対する表彰、フェロー称号の授与、学会内研究会への助成を実施する。
運営体制および事務体制の活性化および強化のため、昨年度と同様、それぞれ委員会の活動経費を割り当て、さらに理事会参加者への旅費援助およびアルバイト等の雇用経費、事務委託経費を予算に計上した。